4本抜歯しても案外いけるわよ(1)

2019年夏、右下の親知らずと挨拶を交わした。

親知らず(以下智歯とする)は痛みが出てからでは手遅れになっている場合が多いと言われたので、皆も歯医者に行くのは忘れないようにしていただきたい。

そいで例年通り歯医者にて定期健診を受けると、真横に生えている為抜く以外の選択肢が無いらしい。放置すれば隣の歯がほぼ確実に虫歯になるので数ヶ月以内に抜けという助言の元、紹介状を持って大きな病院へ行き、レントゲン、CTや血液検査などを受けている間は大変なウキウキ状態であった!何故なら、そもそも病人フォルムである私は病院という空間に大変馴染むからだ。(と書いている現在点滴が切れたためナースコールを押すか押さぬかで大変迷っているのである、助けてちょーよ!!!)

検査により、下の智歯が両方横向きであることが発覚し、左下もじきに生えてくることを予想して2本同時抜きが確定した(予想通り生えてきた、すごいじゃん)。

左右を同時に抜くと負担が大きいことから、全身麻酔でついでに上の2本も抜くことを勧められる。右側の上下を2本同時に抜くなどすれば、左側はフリーなので負担が軽いらしいが、生え方的に不可能であった。

横向きに生えた智歯は、歯茎を切開して歯を一旦切断、その後埋まってる部分をスライドさせ、場合によっては骨を削って取り出すらしい。そんなこと意識がある状態では恐ろしくて無理なので全身麻酔で4本抜いてみることにした。

いつになるかと思ったらなんと半年待ちである。その間に虫歯になると横の歯も合わせて5本以上抜くことになるだろうと思うと歯磨きに一層力を込めるのである(最初の1週間で飽きることは予想できたかな?)。